2016 4/26 コンペティションクラス
昨日は約1週間ぶりに柔術の練習に行きました。学校がセッションの変わり目のために休みだったので昼のビギナークラスとコンペティションクラスの2つに参加できました。
ビギナークラスでは茶帯のフレッドが指導してくれます。彼はいつも会うたびに「英語の学校はどうだ?」と話しかけてくれます。気を使ってくれるのがわかります。ビギナークラスではタックルされた時のフロントチョークと横返しという技を行いました。
白帯がメインのクラスですが、必ず左右両方やるように言われます。「いきなり左右両方はきついんじゃないかな?」と思いましたが、打ち込みの時間が長いのでみんなできています。最初からそうだからみんな特別に大変とも思ってないのかなあ。あとはクロスガードからの腕十字の打ち込みを3分ぐらいやりました。これがけっこうしんどかった。だけど左右のバランスがよくなった気がします。
白帯の人にはスパーリングの時間がありません。僕ともう一人の青帯の人と2人だけでスパーしました。スパーの後はフレッドが僕たちにアドバイスしてくれます。
そして次は緊張のコンペティションクラスです。青帯以上が続々と登場してきて、ついにLucas先生がやって来ました。まだ本人を見ると少し緊張します。先生は始まる前に、前回の自分の試合についての感想を言っていました。「自分でも何が起きたかわからない。今はまだ何とも説明ができない。だけど次の試合に向けて集中している。キャンプもあるからがんばろう」みたいなことを言っていました。僕はFacebookで試合のことを知ったので何とも言えない。
アドバンスクラスとコンペティションクラスではアップの代わりにドリルを3分ぐらいします。基本的にパスのドリルが多いです。今日はレッグドラッグの足さばきを行いました。「ステップは1,2だけだ。余計な動きはいれるな」と日本でもよく聞く注意です。
僕のパートナーはロビーという紫帯の人でした。彼はなんと高校生の時に柔道のために大阪に留学していたそうです。だから日本語が喋れます。生まれた国が日本というだけで僕はけっこう得をしていると思いました。アニメや柔道のおかげでただの日本人の僕にも興味を持ってくれることが多いです。
テクニックはラッソガードのパスガードでした。ラッソを解除してからレッグドラッグを狙い、相手がそれに対して反応してきた時までを想定した技です。覚えられない。受け手もやる方も。青帯の人とかはけっこう苦戦していました。僕もロビーもできていなかった。また練習したい。
そしてスパーリングへ。コンペティションクラスはフリースパーです。僕はまずロビーとやりました。ここに来てからよく思うのは、みんなパスされてから戻すのが非常にうまい。パスできたとしてもだいたい返されて抑えこまれてしまいます。デカい相手だとなおさらです。むしろパスされるのを待っているぐらいの勢いです。そこをバシッと一本取りたいのですが、なかなか難しい。
だけどそれでも僕よりも小さいディンは強いので尊敬します。昨日も上でも下でも一切通用しなかった。今度じっくり彼と練習したいです。
Lucas先生を見ていて思うのは、パスの時の先生はとにかく姿勢が低いです。常にクラウチングスタートの状態という感じです。いつも片方の足の太ももと胸がくっついているように見えます。隙間が全くない。それなのに右へ左へとなめらかな足さばきをします。その動きがとにかく美しいです。
スパーリングでは青帯の人ともやりましたが、じっくり攻めるタイプの人たちにはボコボコにやられました。彼らはとにかく勝ちに来ます。僕の苦手なタイプです。彼らのパワーと手堅い戦い方を攻略できるようになるのも僕の課題です。
昨日あった人のなかには韓国の軍隊で英語を教えていたという人もいました。独学で韓国語を覚えたそうな。韓国と聞くと少し喜んでいる自分。
練習中は大丈夫だったのですが、練習が終わって並んだ瞬間、頭が急にクラクラしました。先生が練習の総括をしているのをなんとか耐え、全員に握手するのにもなんとか耐えましたが、みんなで写真を撮るところで力尽きました。人知れず後ろで横になっていたら、みんなを心配させてしまいました。フレッドがアメリカンな甘いジュースをくれました。美味かった。
そしてフラフラの状態からちょっと回復したところで先生が撮った写真がこれです。一番左がフレッド、真ん中の白い道着がディン、ディンの左のヒゲ濃い目がロビー、ディンの右がパウロです。パウロもディンもキッズクラスを担当しているみたいです。