shoya3pei’s diary

26歳 フリーター!好きなものはブラジリアン柔術、マンガ、本、映画、お酒!それから3年経ち、無職で職を探す日々!

2016 3/2 アルバイト6

塾でアルバイトしているうちに2度目の家裁調査官の試験を受けましたが、同じように1次で落ちました。そのうち試験のほうからは徐々にフェードアウトしていきます。そのまま塾のアルバイトだけで年を越して4月ごろに辞めます。辞めた後「いったん試験のことは忘れて、アルバイトでもいいから人並みに働いてお金を稼ごう」と思います。24歳です。ここからは自分でもひくぐらい迷走しています。

 

 

「人手不足のIT業界ならすぐに働けそうだ」と思って、2か月間の無料研修(フリーターなどを訓練して就職させるもの)に申し込むも一カ月で辞めます。自分がIT業界で働いている姿がまったく想像できなかった。IT業界だとしてもここじゃなくていいかと思って逃げます。情けなくて落ち込むんですけどそれも一日ぐらいなんですよねえ。

 

 

そして次に僕は防水工事のアルバイトを3カ月ほどします。防水工事ってのはまあざっくり言うと、建設現場などで雨から建物を守るために特殊な塗料を塗る仕事です。

 

求人には勤務時間が8:00-17:00と書いてあったんですけど、それは最初だけでした。遠い現場になると6:00に事務所に集合し、そこからみんなで車に乗って出発、8:00に現場に到着、18:00 に帰る、20:00に事務所に到着して解散、家に着くみたいな生活でした。移動の時間が増えただけなので給料は何も変わらないのです。練習にも行けなくなって、ただ家で食べることだけが楽しみになって6キロ太りました。僕は初めて太る人の気持ちがわかりました。本当に気が狂ったように食べ物を詰め込みました。

 

建設現場での仕事の特徴としては、雨の日は仕事が休みになるということです。などで梅雨の時期などは急に帰らないといけないことがよくありました。あとせっかく6:00に集合したのに「今日は雨が降りそうだから休み」と連絡がくることもありました。だから思ったより給料がもらえないこともあります。日給1万円ぐらいで保険みたいなも のや電車賃が引かれたものが給料です。それを月曜から土曜までです。場合によっては日曜も働くことがありました。

 

 

そして何よりも印象的だったのはとび職の人たちです。

とび職とはhttp://鳶職.com/tobi01.html

休憩場所とかでこの人たちをよく見ていたのですがなんというか生き物として違いました。生命力に溢れています。タトゥーやら和彫りなどがすごいです。そして若い人がたくさんいる。高校生ぐらいの人も逞しい。きついし、危険な仕事なのにそういうものを一切感じさせない強さがあります。あと遅刻する姿は見たことありませんでした。厳しいけど団結力の強い運動部って感じですかね。

 

 

僕はまあ早々と「これはダメだ」と思い辞めました。その時に先輩から、「次はどうするんだ?金稼げるのか?お前はもういい年だぞ」ともっともなアドバイスをもらいました。僕的には先輩たちが寝坊する時もあったり、僕にだけ連絡するのを忘れて無駄に朝早く集合したりすることもあったので、こんなだらしない職場で残る必要もないだろうと思っていたのですが、それは関係なくこの先輩の言っていることは100%正しいと思いました。僕の仕事ぶりといえば基本的にミスばっかりで先輩の仕事を増やしてばっかりでしたし。だから厳しくも優しさのあるアドバイスをくれた先輩のことは忘れないと思います。ただFacebookではその職場の人たちは非表示にしています(なんとなく見られたくない)。

 

 

辞めた後は、「せめて給料は意味のある使い方をしよう」と思い、24歳にして運転免許を取ります。合宿で。そこで宮城出身の大学院生の人ととても仲良くなり、その人は東京で就職するということなので東京に帰ってきた後に二人でお酒を飲んだこともあります。2014年の9 月下旬の話ですね。次のアルバイトからはもう少し建設的な生活が送れるようになります。

 

 

最後に柔術の先輩が教えてくれた言葉を載せます。

 

馬鹿になれ とことん馬鹿になれ

恥をかけ とことん恥をかけ

かいてかいて恥かいて

裸になったら見えてくる

本当の自分が見えてくる

本当の自分も笑ってた

それくらい

馬鹿になれ

 

- アントニオ猪木 -