shoya3pei’s diary

26歳 フリーター!好きなものはブラジリアン柔術、マンガ、本、映画、お酒!それから3年経ち、無職で職を探す日々!

2016 3/9  強烈な言葉

先生の教えは自己啓発本とは違い、心にストンと落ちます。自分が今まで抱えていた、「うまく説明できないけどなんか納得できない」という気持ちにわかりやすい言葉で説明してくれたからです。僕はこういう言葉や説明を積極的に探すようになりました。これもその一つです。

 

「日本人は勤勉だと云う。焼跡を直ちに片づけ、再び直ちに、地震に潰れて火事に燃える家をシシとして、うむことなく、建てる。そんなのは、蟻と同じ勤勉ではないか。人間は虫であっては、いけないのだ。虫の如くに勤勉などは、何たる悲しいことであろうか。蟻は、こりることを知らないかもしれないが、人間は、こりることを知り、再び愚をくりかえさぬ努力と工夫がなければならぬ。」

 

坂口安吾 堕落論

 

これは大学の図書館で借りた本です。堕落という言葉に妙列に惹かれた時でした。そして東日本大震災があったばかりの時期でもありました。坂口安吾が生きたのは1906-1955の間です。「蟻と同じ勤勉」という言葉の強烈さ。

 

「落ちているりんごに落ちるなという」と共通のものを強く感じました。工夫というのは本当にすべての場面で必要ですね。僕はなんだか仕事や英語学校を変えることに自分なりの工夫を見出していたと思います。仕事においてはパチコン屋の清掃から徐々に働く時間も給料もあがっていっているので、自分的には相当な進歩です。そして今はもう自分の進むなんとなくの道は決まったので、あとはどうやったらそこで生きていけるかをまた考えていこうと思います。何かすることによって自分の選択肢をひとつひとつ潰して今に至るという感じです。まわりには迷惑をかけてしまいましたが。

 

英語学校を変えるのも、「この学校でいい生徒になるのが目的ではなく、英語を身に付けることが目標なんだ」と思えば、ただ方法が変わっただけで自分が英語に向かって努力しているのには変わらないのでいいやと思っています。お金はかなり使ってしまいましたが。英語に使うお金がなくなったら、今度は何に使おうかと考えるのが最近の妄想のネタです。

 

次は「ほぼ日」について書こうと思います。

 

堕落論 (新潮文庫)

堕落論 (新潮文庫)