shoya3pei’s diary

26歳 フリーター!好きなものはブラジリアン柔術、マンガ、本、映画、お酒!それから3年経ち、無職で職を探す日々!

2016 3/7 先生の言葉

大学での数少ない思い出について書きたいと思います。僕は大学では苦しい時期を過ごしましたが、「大学に行って本当によかったな」と思うこともいくつかあります。そのうちの一つが、4年生の時に「社会政策」の先生に出会えたことです。この先生はとても大切なことを2つ教えてくれました。

 

1つ目は「実力をつけること」についてです。先生は質の低いレポートを提出する学生に対して、「実力をつけるコツは本気を出す回数を出来るだけ増やすことなんですよ」と言いました。先生は怒るわけでもなく、諭すように言っていたのでとても良く覚えています。「俺はまだ本気出してないだけなんだ!」と言い訳したい時に頭のなかの先生がこの言葉を言ってきます。

 

2つ目は僕がとても大事にしている教えです。これは試験が近づいたころに先生が言ってくれました。「試験などで自分の意見をいう時にみなさんに知っておいてほしいことは、“べき論”は弱いということです。“べき論”とは,例えば企業が従業員を過労死にまで追い込んだ場合に、”企業は従業員の残業を減らしてもっと休ませるべきだ”などですね。これは落ちているりんごに落ちるべきではないと言っているようなものです。みなさんにはどうして企業は従業員にそこまで残業させるのか、どうしたら防げるのかを考えてほしいのです。」

 

 

これは今考えてみると当たり前のことに思えますが、当時の僕にはとても啓発的な言葉でした。今まで何か失敗したときにまわりが言うアドバイスといえば、言葉は違っても基本的に「もっと根性を出してがんばれ」でした。そしてうまくいかずに諦めてしまった時には「お前は根性がないからダメなんだ」という言葉をだいたいもらっています。そして「俺は根性がないのか。根性を身につけないと何もできないのかあ」と思っていました。大学生のころの日記を読み返してみても、「明日から2時間勉強してから帰るようにしよう」とか「もっとアルバイト頑張らないとダメだ」などの根性論に基づく目標がたくさん見られます。

 

 

しかしこの先生の言葉を聞いた時から僕は、自分にたくさんの「なぜ?」を問いかけるようになりました。そうしてから落ちているりんごに落ちるなという考えから、もっと建設的な考えができるようになりました。「なんかやる気しないなあ」と思ったら、「やる気を出せ」と自分に言い聞かせるのではなく、「なぜやる気がでないのか?何があればやる気がでそうか?」と考えます。

 

 

 

「その割にはお前は仕事や英語学校を変えてばっかりじゃないか」と自分にツッコミを入れたくなりますが、この先生以外にも僕の考え方を変えてくれたものが多くあり、こんな結果になったのだと思います。